その後のTEAC X-1000Rキャプスタンベルト
自分でキャプスタンベルトを交換修理してから約5か月。
最初の1か月ほどは、週に一度電源を入れ、テンションバーを両手で持ち上げながら、テープを掛けずにキャプスタンを手で回して様子を見ていました。
暑くなって部屋の模様替えをしてからは、デッキも部屋の隅へ。
今日、久しぶりに動作確認を兼ねて、テープに風を入れるためAKAIのオープンテープを掛けて再生してみると……
「あれ? 回らない?」
よく見ると、ピンチローラーが上がっていません。
前回注油していたにもかかわらず、動きが少し渋くなっているようです。
この機種をお持ちの方は、この部分も要注意ですね。
ピンチローラーを指で軽く上へ押し上げるだけで、その後は普通に動くようになりました。
逆転再生は相変わらずで、両方のリールの回転がうまく同期しません。
巻き取り側モーターが弱っているのか、ピンチローラーの押し付けが弱いのか、それともサーボモーターの同期ズレなのか…。
回転もいまひとつ安定せず、磁気ヘッドの下へテープがたるんでぶら下がってしまいます。
再生環境も今ではコンポやステレオはなく、100均のスピーカーかヘッドホンで聴くだけ。
ヘッドホンで聴くと、やっぱりアナログらしいいい音です。
無音部分はデジタルのような静けさにはなりませんが、あの「サー」というヒスノイズも含めて、オープンリールらしい味があります。
とはいえ、デジタル全盛の今、新しく録音する音源もマイクもありません。
結局は昔録音した懐かしい音楽を聴くだけになっています。
夏場は気温が高いので、ゴムベルトも柔らかく、それほど心配していません。
問題は冬ですね。
気温が下がれば、多少の硬化や劣化は避けられないでしょう。
このベルトで、あと何回冬を越えられるのか。
そんなことを考えながら使っているのも、また楽しみの一つです。
もっとも、ベルトより先に電気関係やモーターの方が寿命を迎えてしまうかもしれませんが…。
夜は窓を開けて寝ることが多く、結構風が入ってきます。
もし再生したまま寝てしまって、オートリバースもないので、風でテープが何十メートルも引き出されていたら……と思うと笑ってしまいます(笑)。
暖かい季節でも、最低でも1か月に一度くらいは再生・早送り・巻き戻しをして動かしておいた方が、機械にも電気の流れにも良さそうな気がしています。
そういえば先日テレビで知ったのですが、スマホ世代の人には「巻き戻し」という言葉自体が通じないこともあるそうです。
時代は変わりましたね。
以前の私はクラウドなんてあまり信用していませんでした。
それでも少しずつデータをアップロードして保存してきましたが、今になって思うのは、
「やっぱり保存しておいてよかった。」
本当に便利な時代になったものです。


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