FRP船 ブリッジ簡単作成法
下図のようにオーソドックスなデザイン。
斜線の部分は元からあるエンジンボックス。
そして一段キャンバーを付けた台から上には窓。
左右2枚と前方2枚の計4枚。10mm厚のアクリル板が 強度もあり加工もしやすく チップソーで簡単に切れますが保護眼鏡をかけましょう。
天井は横から見て前かがみにした方がかっこいいでしょう。
後部には停泊灯と両色灯が取り付け可能。今時ならGPSのアンテナも。
次に前方から見た図。絵がじょうずなのは自負していますorz
口の字の単板を組み合わせていくのですが窓の部分は余裕を持たせておいて。
下図左の形状と思いがちですが、
実際は右のようになるので 窓上部中央を広めに作ったほうが無難です。
単板の組み方は、下図右のように短く切った垂木2本を交差してグルーガンで止めます。
先に1本だけグルーを付けて位置合わせしながら止めてもう一本を単板と垂木にグルーを たっぷり塗って止めます。
先につなぎ目へ表からマスキングテープを貼って樹脂が漏れるのを防ぎます。
天井のキャンバーの付け方は、単板を抜いてRゲージのように切りRに合わせて単板を曲げながら グルーで止めながら組んでいき積層。
窓枠と天井ができたら天井を載せて切り合わせ。
次に窓の穴を開けてから天井をガラステープで止めます。
アクリルの止め方は下図の2種類。左上はボルト穴をあけてマスキングとコーキングで完了。
左下は垂木とグルーガンでアクリルをつらいちに止めて裏からフランジを積層。
硬化後、穴あけコーキングボルト締め。 右図は最初からフランジを作っておく方法。
12mmベニヤを定盤に止めて単板と一体で積層。
これは強度が上がり見た目もいいのですが、 窓の寸法出しが結構面倒で、間違えるとやり直しや修正はし辛いでしょう。
組み立てとテープの積層が終わったら船体への取り付けですが、 FRP面のところへはサンディングしてガラステープを。
もし、木部の上なら垂木を打って6mmのタッピングビスで縫えば安心です。
みなさんの健闘を祈ります。
フライイングブリッジ製作へつづくかも?でも期待しないでください。