FRP製ポンツーンの自作方法|浮桟橋・筏にも応用できる製作ガイド
FRPポンツーンを自作してみたい方へ
FRPポンツーンは、釣り用の浮桟橋や作業用筏、フローティングデッキなど、さまざまな用途に活用できます。しかし、市販品は高価なものも多く、「自分で作れないだろうか」と考える方も少なくありません。
この記事では、私が考えたFRPポンツーンの基本構造と、フロートの製作方法・木枠への取り付け方法を図を交えながら紹介します。
実際の製作例というよりも、「こういう方法なら作れる」という一つの製作案です。これから自作を検討される方の参考になれば幸いです。
FRPポンツーンの作り方概要
まずは、水面を横から見たイメージ図です。
角材をボルトで縫うように固定して筏状の木枠を組み、その上へフロートを均等に並べていきます。
フロートの固定には、6mmのタッピングビスを使用します。
フロートの向きに注意
フロートの断面は台形になっています。
取り付ける際は、斜めになっている面を内側へ向けるようにしてください。
ビット・クリートの取り付け
舫いを取るためのビットやクリートは、デッキ材を張り終えてから取り付けます。
角材が入っている位置へ、貫通ボルトでしっかり固定します。
木枠の構造
筏状の木組みは、このような構造になります。
長さ4m・幅2m程度で製作すると、市販の規格材が豊富に使えるため、材料の無駄も少なく作りやすいと思います。
フロートの寸法はあくまで目安ですので、おおよそこのくらいのサイズを参考にしてください。
フロートの製作方法
フロートは大量に必要になるため、製作方法は大きく2通りあります。
① オス型・メス型で量産する方法
メス型を使用すると作業スペースをコンパクトにできます。
一方で、型の中で積層するため作業姿勢がやや厳しくなるのが難点です。
脱型する際は、フロート底面へエアカプラーをFRPで取り付け、約4mmの穴を開けておきます。
積層時はマスキングテープで塞いでおき、完成後にエアを送り込めば比較的楽に脱型できます。
② FRP単板を貼り合わせる方法
木型を組み、その上でFRP単板を切り出して貼り合わせる方法です。
製作スペースは多めに必要になりますが、積層作業がしやすく、無理な姿勢も少なく済みます。
ベニヤ板でテンプレートを作れば、単板の切り出しも難しくありません。
ただし、一番重要なのは水密性です。
接合部から浸水しないよう、十分注意してください。
フロートの蓋
どちらの方法でも、最後は雨水などが内部へ入らないよう蓋を取り付けます。
薄いFRP単板をタルクパテで接着し、硬化後にビス穴を開ければ完成です。
木枠への取り付け方法
木枠とフロートの組み立て方法も2通りあります。
木枠を先に組む方法
木枠を地面へ置き、フロートを上下反転させた状態で固定していく方法です。
ビス留めは非常に作業しやすくなりますが、完成後はクレーンで反転させて海へ浮かべる必要があります。
フロートを先に並べる方法
クレーン作業に制限がある場合は、フロートを正しい向きで均等に並べ、その上で木枠を組んでいきます。
この方法では、ビス留め作業のたびに下へ潜り込む必要がありますが、完成後に反転作業は不要になります。
まとめ
実際の作業工程を考えてみると、一人で製作するシングルハンドビルディングも不可能ではないと思います。
これからFRPポンツーンを自作してみようと考えている方の、何かしらの参考になれば幸いです。





