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2020年3月15日 (日)

Boat Free Planボート船の無料図面

Boat Free Planなどで検索すると海外サイトが無料で公開してる船の設計図など手に入るのでしょうが、

サムネイル画像を見ても これぞ!というものには中々めぐり合わないでしょう

だからといってこれから私が公開するものも別に大したものではありません 出来合いの設計図どうこうより 自作派向けに応用方法などを解説していきたいと思います あなたが造船所にお勤めで 空いた時間を利用して自作艇を製作 あるいは他業種にお勤めでも同様の欲求が起こってる方へ、数記事に渡るうんちくを聞いてやってください まずは座標の数値 ST:700mm 高さ

ST.No. キール チャイン シアーライン
9 -306 -80 425
8 -328 -75 415
7 -350 -65 408
6 -365 -52 405
5 -377 -35 415
4 -377 0 440
3 -312 67 474
2 -262 113 493
1 -200 160 515
0:ST1から462m   230(275) 610(590)

ST.No. チャイン外 チャイン内 シアーライン
9 727 687 839
8 732 689 850
7 720 680 848
6 690 640 828
5 630 597 785
4 540 510 704
3 375 360 544
2 277 265 442
1 170 167 316
0 0 0 0

現尺図を描いて実際に計った数値で誤差は0.5mm-1.0mmあると思ってください この船はメス型を作った中へFRPの単板を切り合わせてつなぎ目をガラステープで積層と補強貼りの ステッチアンドグルー工法で全幅1750mmということもあり モールド製作用の原図版は3x6のベニヤ板1枚で間に合いますが、 既存のボートを採寸コピーしたので全長5.5m以上の長さの原図を1回描くため都合3枚のベニヤ板が必要でした(1800x3=5400)

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上図のようにセンターラインから半分の断面をステーション0から9までを一枚の板に描き ハルは左右対称なので片方を組んだらひっくりかえしてセンターとウォーターラインをあわせてもう片方を組むと ひとつのステーションの出来上がりです  

下図はJCIの検査を受けるために簡単な図面を描いて提出、強度試験は造船所の実績と信用により免除(社用のため非買船)

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青はイケス 順にうしろへエンジンルーム、燃料タンク、バッテリー室兼備品庫 全幅は一番広いところ、全長は上部のオフセット数値では5.5mの予定から通りを見ながら伸ばして結果7.2mになり WLウォーターラインの寸法はあくまで計画喫水線ですので 完成進水後は当然前後方向の傾きも違います。