自作テレキャスターを20年ぶりに大メンテ!ポッド交換・3WAYスイッチ交換・ピックガード交換
長年使い続けている自作テレキャスターを分解メンテナンスしました。今回は波打ってしまったピックガードの交換をメインに、ポッドや3WAYスイッチの交換、ブリッジアースの追加、ピックアップスプリングの交換まで実施。製作から20年以上経過したギターだからこそ見えてきた劣化ポイントや、DIYならではの工夫も紹介します。
波打ったピックガードを交換
長年使っているうちに、真っ黒の1ピースピックガードが歪んで波打ってきたのと、見た目にも飽きてしまったので交換することにしました。
Amazonで購入したのは、
- 白黒3プライの鼈甲柄ピックガード
- ダダリオの弦
- アーニーボールの赤いストラップ
価格は約2,000円ほどの格安品です。
フェンダー純正のストリングスリテーナーも購入しましたが、インチサイズだったため穴径が合わず使用できませんでした。国産や汎用パーツを使う場合はサイズ違いに注意が必要ですね。
ポッド・3WAYスイッチも新品へ
今回あわせて交換したのは、
- 500kΩ Aカーブポッド×2
- 3WAYスイッチ
ボリュームポッドの調子が悪かった原因は、おそらく過去に何度も半田ごてを当てすぎたためだと思います。
20年以上メンテナンスしながら使ってきたギターなので、この機会に新品へ交換しました。
ブリッジアース追加とスプリング交換
今回はブリッジへアースを取り直すことにしました。
さらにピックアップ高さ調整用のゴムブッシュも劣化していたため、金属スプリングへ交換します。
フロントピックアップにはホームセンターで購入していた押しバネを半分に切ると、ちょうど良い長さになりました。
ここで注意したいのは、スプリングには押しバネと引きバネがあること。購入時は必ず押しバネを選びましょう。
ダイソーの3色ボールペンのスプリングも試しましたが、細すぎて固定ビスが通らず使用できませんでした。
リアピックアップは100円ライターのスプリングを流用
リアピックアップ固定用のビスはフロントよりかなり太めです。
何か流用できるものはないか探していたところ、古い100円ライターのスプリングがぴったり使えそうでした。
タバコ屋でもらってストックしていたライターの中から、ガスが抜けて火が付かないものを3個選び、ラジオペンチでケースを割ってスプリングを取り出します。
内径もちょうど良く、長さもそのままで使用できたのでラッキーでした。
そのうち1本には黒いリード線を半田付けし、
そのままボリュームポッドのアースへ接続。
これでブリッジアースも確実に取ることができました。
22フレットネックは高さ調整に注意
ピックアップを取り付けたら、ネックを仮止めしてフロントピックアップの高さを先に調整します。
22フレット仕様でピックガードに指板がかぶるタイプは、後から調整しようとすると再びネックや弦を外す必要があります。
今回はネックに定規を当て、約2mm下げた位置で調整。
高さを下げても出力は十分あり、かなりパワフルなサウンドでした。
20年選手の3WAYスイッチが寿命
スイッチ交換前に分解してみると、20年以上使った3WAYスイッチは内部の可動部分が真っ二つに割れていました。
割れた部品はボディのザグリの中へ落下。
軸が細いため瞬間接着剤では強度不足と判断し、新品へ交換しました。
やはり長年使用したスイッチは接点だけでなく、樹脂部品そのものも劣化するようです。
配線作業は養生を忘れずに
コントロールプレートへポッドとスイッチを固定したら、ボディのザグリへ仮置きして配線します。
この方法は作業しやすい反面、
- 半田が飛び散る
- コテ先でボディを焦がす
可能性があるため、ウエスなどでしっかり養生してから作業しました。
配線は一般的なテレキャスターのスタンダード配線です。
テレキャスターのスタンダード配線をします。
コンデンサー交換で音の違いも
ダンカンの配線図では0.05μFのコンデンサー指定ですが、今回は手元にあったコンデンサーを流用しました。
そのためか、トーンを大きく絞るとフロントとセンターミックスの音の違いが分かりにくくなりました。
3WAYそれぞれのキャラクターをはっきり出すには、トーンを半分以上開けて使った方が良さそうです。
リアへ切り替えた時も少し音量が下がる印象があり、コンデンサーの影響もあるのかもしれません。
今後は指定容量のコンデンサーでも試してみたいところです。
ノイズ激減で大成功
組み上げ後はマルチエフェクターへヘッドホンを接続して確認。
弦へ触れていなくてもハムノイズがほとんど気にならないほど静かになりました。
ブリッジアース追加の効果もあり、大成功と言える仕上がりです。
最後にピックガードを取り付け、ダダリオの新品弦を張り、真っ赤なアーニーボールのストラップを装着して完成。
2,000円程度の格安ピックガードなので印刷感のある鼈甲柄ですが、夜に照明を当てて少し離れて見ると意外と高級感があります。
逆に昼間の自然光では安さが分かりやすいので、楽器店の照明だけで判断しない方が良さそうですね。
20年以上弾き続けた自作ギターだからこそ
製作から20年以上経ったボディとネックは、木材もしっかり落ち着いてきた頃でしょう。
私はクラフト専門で演奏は万年初心者ですが、自分で作り、自分で修理しながら長く付き合えるのが自作ギター最大の魅力だと思います。
最後にクリップチューナーでオクターブ調整を確認すると、12フレットでは6弦ともほぼ合っていますが、ローポジションではややシャープ気味。
3連サドルのテレキャスターでは珍しいことではなく、このあたりも昔ながらの仕様ならではの個性として楽しんでいます。












