自作テレキャスター分解メンテpart3ピックガード交換
ピックガードが歪んで波打ってるのが気に入らないのと真っ黒1ピースというのに飽きたので
安っすい鼈甲柄白黒3プライとダダリオの弦とアーニーボールのストラップをアマゾンで購入。 フェンダー純正のストリングスリテナーはインチサイズだったのでブカブカで使用できず。
500kΩAカーブのポッド2つと3WAYスイッチもアマゾンで調達。
ボリュームポッドの調子が悪い原因は半田コテで何回も焼きすぎたんだろうと思います。
今回ブリッジへアースを取るのと高さ調整のゴムブッシュが劣化してるのも併せて 金属製のスプリングに交換。
フロントピックアップにはホムセンで買ってた押しバネを半分に切ると丁度いい長さでした。
バネには押すのと引っ張る方のバネがあるので買うときは気をつけてください。押しバネが必要です。 ダイソーの3色ボールペンをばらしてスプリングを出してみると細すぎてビスが通りませんでした。
リアピックアップを止めてるビスはフロントよりもかなり太いので何かいいものはないかと 部屋にあるものだと古い100円ライターのスプリングが使えそうだったので タバコ屋のおまけでもらった数十個あるストックの中からガスが抜けて火が点かないのを3つ選別。
画像のようにラジオペンチでケースを割って取り出し、内径も充分あってそのままの長さで使えたのでラッキーでした。 で、ひとつのバネに黒のリード線を半田付け。
そのリード線はボリュームのアースへ半田付けします。
ピックアップとブリッジを取り付け、ネックを仮に止めてフロントの高さを調整しておかないと 22Fネックでピックガードへ被さるタイプで調整しなおすには弦やネックをまた外すようになるのでこのタイプは要注意です。
ネックへ定規をあてて2mmくらい下げていますが、出音はすごいパワー感があります。
スイッチとポッドは到着した日が違うので画像には古いパーツも写っています。
自作してから20年以上たてばスイッチの稼動部も劣化してたのか寿命か 画像のように一番重要な回転部分が真っ二つに割れてボディのザグった中に片割れが落ちていました。
軸が細いのでアロンアルファでは支えきれないと判断。新品に換えました。 コントロールプレートへポッドとスイッチを固定。
ひっくり返して座繰りの穴へ置くと作業しやすいのですが、半田が飛び散ったりコテ先でボディを焼かないようウエスなどで養生します。
テレキャスターのスタンダード配線をします。
ダンカンの配線説明図にキャパシターは0.5μfが指定されていますが、 今回使ったのは家にあった適当な値のコンデンサーを使ったからか?トーンをかなり絞ると フロントとミックスの音の差がわからないので3WAYの音をはっきり分けるにはトーンを半分以上まわしておかないと リアに切り替えたときの音量も下がってる気がします。
マルチエフェクターへヘッドホンを挿して振るボリューム。
弦を手で押えなくてもノイズが気にならないくらいクリーンな状態なので大成功です。
すでにピックガードの交換と弦は張ってたので出音とスイッチの切り替えを確認したら 組み込んでアーニーボールの真っ赤なストラップをつけて記念撮影。
¥2000くらいのピックガードなので完璧に印刷の鼈甲柄ですがw フェンダーの何千円もするやつだと見映えが違うんでしょう。
昼間の自然光だとしょぼい鼈甲でも、夜蛍光灯の下で照明をあてて少し離れて見ると結構イケテますw。
だから窓の無い楽器屋で選ぶときは注意しましょう、照明でだいぶごまかせるからね。
制作から20年以上たってるのでボディもネックもよく枯れてるはずです。
おことわりしておきますが、私はクラフト専門で演奏は万年初心者です。
クリップチューナーでチューニングしてみると12Fでは6弦ともあっていますが ローポジションはシャープしてるようです。
3連サドルだとこんなもんなんでしょうか。