木製ハンドレールの作り方|ボート・ヨットに高級感を与える自作方法
市販品より美しく仕上がる木製ハンドレールをDIY
ボートやヨットの木製ハンドレールは、市販品も販売されていますが、多くは板を切り出して面取りしただけのシンプルな形状です。
取り付けたい場所にビス穴のピッチが合わなかったり、デザインが物足りなかったりすることも少なくありません。
今回は、見た目にも高級感があり、握りやすさも考えた木製ハンドレールの作り方をご紹介します。加工自体はそれほど難しくなく、木工工具があれば十分製作可能です。
用意する材料
- 50×70mm以上の角材(できればチーク材)
- ボルト・タッピングビス
- コーキング材
- ニス
握り部分は直径約30mm程度になるよう加工すると、しっかり握れて指も窮屈になりません。このくらいのサイズが実用的です。
使用する工具
あると便利なのは、
- トリマー
- 坊主面ビット
- 丸ノコ盤
丸ノコ盤がない場合は、
- 電気カンナ
- 内丸カンナ
最低限必要なのは、
- ジグソー
- 小刀
- 鉋(かんな)
これだけでも十分製作できます。
加工手順
① 長さと取り付けピッチを決める
まず、取り付け位置を決め、必要な長さに材料を切ります。
その後、下図のようにAタイプまたはBタイプなど好みの曲線を罫書きし、ジグソーでカットします。
② 台形に削る
続いて丸ノコ盤の刃を斜めにセットし、断面を台形状に加工します。
丸ノコ盤がない場合は、電気カンナなどで削っても問題ありません。
③ 丸みを付けて仕上げる
最後に角をトリマーや鉋で丸め、ペーパーで丁寧に研磨します。
ここで注意したいのは、必ず①→②→③の順番で加工すること。
先に丸めてしまうとトリマーで加工しにくくなるだけでなく、ジグソーで曲線を切る際に切断面の角度が狂い、きれいな仕上がりになりません。
ワンランク上のデザイン
下図左のようなデザインにすると、さらに高級感が増し、手間を掛けて製作したことが一目でわかります。
右側は一般的な標準形状です。
台形に加工する前に、丸ノコで中央へ浅い溝を入れておくと、立体感のあるデザインが比較的簡単に仕上がります。
取り付け方法
基本はボルト固定ですが、船体の構造上どうしてもナットを締められない場所があります。
そのような場合はタッピングビスを使用します。
最初からボルト穴をすべて開けるのではなく、
- タッピングビス用の下穴を開ける
- 仮固定する
- ボルトが通せる位置を確認する
- 必要な箇所だけボルト穴を開け直す
この方法なら失敗が少なく、取り付けもスムーズです。
水が浸入すると困る場所は、コーキング材を十分充填してから締め付けます。
仕上げ塗装
完成後はワックス仕上げよりも、耐久性と美観を考えるとニス仕上げがおすすめです。
木目が際立ち、ボート全体の高級感もぐっと増します。
市販品との違い
下図は検索で見つけた一般的な木製ハンドレールですが、板材を切って面取りしただけの構造で、少々安っぽい印象を受けます。
少し手間を掛けて立体的に加工するだけで、見た目も握り心地も大きく向上します。
ボートやヨットの雰囲気に合わせて自作すれば、既製品にはないオリジナルの高級感を演出できるでしょう。




