網膜剥離手術後の過ごし方|うつ伏せ姿勢が回復を左右する【体験談】
網膜剥離の手術を控えている方や、手術を終えたばかりの方へ。
私自身の経験をもとに、手術後の過ごし方で「やって良かったこと」「気を付けるべきこと」をまとめました。
少しでも失敗を防ぎ、回復の参考になれば幸いです。
網膜剥離の手術では白内障手術を同時に行うことも
硝子体手術を受けると、その後に白内障が進行しやすくなると言われています。
そのため、人工レンズを入れる白内障手術を同時に行うケースも少なくありません。
人工レンズが入ることで近視はある程度改善されることがありますが、その代わり遠視気味になり、小さな文字が見えにくくなることがあります。
そのため、多くの方は老眼鏡が必要になります。
手術後にガスやシリコンオイルを注入する理由
網膜剥離の手術では、最後に眼球内へガスまたはシリコンオイルを注入します。
ガスを注入した場合
ガスは時間とともに自然に吸収され、眼球内は徐々に水分へ置き換わります。
その間は、
- 寝るときはうつ伏せ
- 起きている間はうつむき姿勢
を保つよう医師から指示されるはずです。
シリコンオイルを注入した場合
シリコンオイルが使われるケースは、比較的重症であることが多いようです。
医師によっては「うつ伏せでなくても大丈夫」と説明されることもありますが、私は可能な限りうつ伏せで寝て、日中もうつむき姿勢を維持することをおすすめします。
なぜうつ伏せ姿勢が重要なのか
ガスやシリコンオイルには浮力があります。
うつむくことで、その浮力を利用して眼底側から網膜を押さえ、剥離した網膜を安定させる役割があります。
逆に、
- 真っすぐ前を見る時間が長い
- 上を向いて寝る
といった姿勢が続くと、せっかくの手術効果が十分に得られない可能性があります。
私自身、医師の指示を最優先にしながら、できる限りうつ伏せ姿勢を続けるよう心掛けました。
網膜は元どおりには再生しない
一度剥がれた網膜は、レーザー治療を受けても元どおりに再生するわけではありません。
レーザーで固定した部分は視機能に影響が残ることもあり、視野が狭くなったり、一部が見えにくくなったりする場合があります。
だからこそ、手術後の姿勢や安静期間を大切にすることが重要だと感じました。
うつ伏せで楽に眠るための工夫
日中は意識して下を向いていられますが、一番つらいのは夜です。
私が実際に試して楽だった方法をご紹介します。
用意するもの
- 座布団2~3枚分ほどの厚みがあるクッション
- 漫画本や単行本4~5冊
- タオル
作り方
- 胸の下に厚みのあるクッションを置く
- 漫画本を重ねてタオルで包み、おでこ用の枕を作る
- おでこだけをその枕に乗せる
こうすると体が接するのは、
- 胸から下
- おでこ
だけになります。
顔が布団に埋まらないため呼吸もしやすく、何も使わずにうつ伏せになるよりかなり楽でした。
私の体験談
私はシリコンオイルを注入し、この方法で約2か月間うつ伏せ生活を送りました。
結果として再手術になることもなく、順調に回復しました。
シリコンオイルを入れた直後は視界が少し濁っていましたが、ある朝突然クリアな視界になり、とても驚いたことを覚えています。
診察でも主治医から、
「今朝は何か違っていませんか?」
と聞かれるほど、はっきり変化があったようです。
その後、シリコンオイルを除去する手術を受け、今度はガスを注入しました。
ガスは自然に抜けていきますが、完全に抜けるまでは医師の指示どおり、うつ伏せ姿勢を続けました。
眼鏡を作るタイミング
手術後は視力が安定するまで変化が続きます。
そのため、眼鏡は焦って作らず、主治医から「そろそろ作っても大丈夫」と言われてから作ることをおすすめします。
それまでは拡大鏡やルーペなどを利用して過ごす方が、結果的に無駄な出費を防げます。
まとめ
網膜剥離の手術は、手術そのものだけでなく術後の過ごし方も非常に重要です。
特にガスやシリコンオイルを注入した場合は、医師の指示どおりの姿勢を守ることが回復につながります。
私自身、つらいうつ伏せ生活を続けましたが、そのおかげで大きなトラブルなく回復することができました。
もちろん症状や手術内容によって必要な姿勢や安静期間は異なりますので、最優先すべきなのは主治医の指示です。
これから手術を受ける方が少しでも安心して治療に臨めることを願っています。

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