iPhone 17eでドコモStarlink Directを試してみた
最近話題になっている、スマホとStarlink衛星を直接つなぐサービス。
ドコモでも「docomo Starlink Direct」が2026年4月27日から始まったので、iPhone 17eで実際に試してみました。
これ、なかなか面白いです。
普通なら携帯電話の電波が届かない場所へ行くと「圏外」になってしまいます。
ところがStarlink Directなら、条件が整えば携帯電話基地局ではなく、上空のStarlink衛星とスマートフォンが直接通信できます。
山の中や離島、海上など、今までスマホがただのカメラになってしまっていたような場所でも、メッセージを送れる可能性があるわけです。
iPhone 17eは対応機種
まず確認しておきたいのが対応機種。
ドコモの対応機種一覧を見ると、iPhone 17eもしっかり対応しています。
iPhone 13シリーズ以降の対応機種が用意されており、iPhone 17eも対象になっています。
さらに最新のiOSへアップデートしておく必要があります。
まず普通の電波を切る
今回のテストでは、普段使っている通信を止めて、圏外状態を作ります。
やることは簡単。
Wi-FiをOFF。
そして、
モバイルデータ通信もOFF。
その状態で屋外へ。
ここが重要で、建物の中ではなく、空ができるだけ広く見える場所で試します。
ドコモの案内でも、Starlink Directを利用するには、
- Wi-Fiに接続していない
- ドコモの4G/5Gエリア外
- 遮蔽物のない屋外
という条件が必要とされています。
つまり「家の中で圏外にすれば衛星につながる」というものではありません。
衛星を相手にするので、空が見えることが重要です。
しばらく待っていると……
Wi-Fiを切り、モバイル通信も切って、圏外状態にします。
すると、しばらくして画面の表示が変わります。
普段のアンテナ表示ではなく、
衛星のマーク
が表示されます。
これが衛星通信につながったサイン。
この瞬間、
「おお、本当に衛星につながった」
となります。
スマホから直接Starlink衛星へ接続しているわけですから、考えてみるとなかなか凄い話です。
昔なら衛星電話という専用機器が必要だったものが、今では普段使っているiPhoneだけでできる。
技術の進歩はすごいですね。
メッセージを送ってみる
衛星マークが表示されたら、あとは「メッセージ」アプリを開いて普通に文字を入力。
そして送信。
今回のような衛星通信では、普段の4Gや5Gのように一瞬で送信完了とはいきません。
衛星の位置やスマートフォンの向き、周囲の遮蔽物などによって、接続まで時間がかかる場合があります。
送信ボタンを押してから、しばらく待つこともあります。
場合によっては数分程度待つつもりでいたほうがよさそうです。
「送れないのかな?」と思ってスマホをいじり回すより、空の見える場所でそのまま少し待つ。
これがコツです。
ドコモ公式でも、衛星通信では通常の携帯通信とは違い、利用環境によって通信しづらくなる場合があると案内されています。
iMessageも使える
iPhoneの場合は「メッセージ」アプリを使って、衛星経由でテキストメッセージを送受信できます。
ドコモの公式案内では、SMS・RCS・iMessageに対応しています。
つまり、
「圏外だから家族に連絡できない」
という状況でも、条件が整えば文字で連絡できるわけです。
これは単なる「面白い新機能」というより、災害時にはかなり重要な機能になると思います。
写真や動画は?
ここは注意。
今回のテストでは、まず文字通信を試しました。
普段の携帯通信と同じ感覚で、
「じゃあ写真も動画も送れるのか?」
と思ってしまいますが、衛星通信は通信速度や利用条件に制限があります。
ドコモの現在の案内では、iMessageなどではファイル送受信にも対応していますが、通信状況によって利用できる機能や速度に制限があります。
少なくとも実際に使ってみる場合は、
衛星通信=高速インターネット
と思わないほうがいいでしょう。
基本は「必要な文字を送るための非常用通信」と考えておくと分かりやすいです。
電話はできない
そして大事なのがこれ。
音声通話はできません。
Starlink Directで衛星につながったからといって、普通の携帯電話のように電話をかけられるわけではありません。
ドコモも衛星通信時の音声通話は利用できないと案内しています。
ですから、
「山奥で圏外になったけど電話できる!」
というサービスではありません。
あくまでも、
文字で連絡するための通信手段
と考えたほうがいいでしょう。
何に使えるのか
一番ありがたいのは、やはり災害時。
大地震などで基地局や通信設備が被災した場合、携帯電話が圏外になってしまう可能性があります。
そんなときでも、空が見える場所なら衛星を使って家族などに、
「無事です」
「こちらは大丈夫」
「今○○にいます」
といった連絡を送れる可能性があります。
山歩きやキャンプ、釣りなどでも便利。
特に海上では、陸地から離れるほど携帯電話の電波が届かなくなります。
そんな場所で、
「今日は無事」
「あと○時間くらいで帰る」
などの連絡ができるだけでも安心感はかなり違います。
私のように船に乗る人間にとっても、こういうサービスはちょっと気になります。
専用の衛星電話や大掛かりな通信設備を持たなくても、対応スマホだけで衛星通信ができるのですから。
料金は?
ここも嬉しいところ。
現在のdocomo Starlink Directは、
申し込み不要
月額無料
で利用できます。
さらに衛星経由のSMS送信料も、現在は当面無料とされています。
また、対応するデータ通信については、加入している料金プランのデータ容量を消費しない扱いになっています。
ただし「当面無料」というところは覚えておいたほうがいいでしょう。
今後、提供条件が変更される可能性はあります。
実際に使ってみて思ったこと
普段は4G、5G、Wi-Fiが当たり前。
通信速度も速いので、文字を送るのに数秒待つことすら少なくなりました。
ところが衛星通信になると、
「衛星を探す」
「つながるまで待つ」
「送信完了までさらに待つ」
という感じ。
普段のスマホ通信とは全然違います。
でも、そもそも比較するものではないんでしょうね。
圏外だった場所で、
数分待てば文字が送れる。
これだけでも十分価値があります。
「速い通信」ではなく、
「通信手段が残っている」
ことが大事なんだと思います。
テストするときの注意
最後に、実際に試してみる場合の注意点。
まず必ず屋外で。
できるだけ空が広く見える場所を選びます。
建物、屋根、木などで空が遮られていると、衛星との通信が難しくなります。
そして、4G/5Gの電波が届いている場所では通常の携帯通信が優先されるため、Starlink Directの衛星通信には切り替わりません。
「衛星通信を試したい」のなら、携帯電波の届かない場所で試す必要があります。
また、衛星通信だからといって必ずつながるわけではありません。
天候や周囲の遮蔽物、衛星の位置などによって通信しにくい場合もあります。
iPhoneが圏外になっても「終わり」ではない
今回iPhone 17eで試してみて一番面白かったのはここ。
今まではスマホの画面に「圏外」と出たら、
「はい、通信終了」
だったわけですが、これからは違います。
圏外になったあとに空を見上げて、
衛星マークが出るかどうか。
これが新しい時代のスマホの使い方になるのかもしれません。
普段は4G・5G。
Wi-FiがあればWi-Fi。
それもなければStarlink。
そんな感じで、通信手段が一つ増えたと考えると分かりやすいですね。
もちろん高速通信や電話の代わりにはなりません。
それでも、山の中、離島、海上、そして災害時。
「どうしても一言だけ伝えたい」
というときに文字が送れる。
これはかなり心強い機能です。
今のところ無料で使えるので、ドコモユーザーで対応機種を持っているなら、一度くらい実際に圏外になる場所でテストしておくと、いざというときに慌てずに済みそうです。


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