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2013年9月 7日 (土)

Wiiバナーブリック修復方法|設定画面を開いて復旧した実例【2013年再版】

Wiiで「健康と安全のために」の画面までは表示されるものの、Aボタンを押した瞬間にブラックスクリーンになってしまう…。

このような状態は一般的に**バナーブリック(Banner Brick)**と呼ばれます。

この記事では、実際に修復した際の手順をまとめています。

注意

本記事の方法は、すべてのWiiで成功することを保証するものではありません。
作業は自己責任で行ってください。


バナーブリックとフルブリックの違い

バナーブリック

電源投入後、

「健康と安全のために」→Aボタン→ブラックスクリーン

となる状態です。

フルブリック

最初から画面が真っ黒で何も表示されない状態です。

こちらはハードウェア故障の場合もありますが、多くは修復が非常に困難になります。

稀にBluetoothモジュールなどの故障が原因の場合があり、正常品へ交換すると復旧するケースもありますが、ごく少数です。


修復に必要なもの

今回使用した環境は以下のとおりです。

  • Wasabi DX(FW3.0へ更新済み)
  • 未対策基板のWii
  • ブリックしたWii
  • SaveMiiFrii(改造GCコントローラー)
  • DVD-Rメディア

1. Modchipを準備する

今回はWasabi DXを使用しました。

ファームウェアは事前に3.0へアップデートしてあります。


2. 未対策基板のWiiを用意

当時でも未対策基板は海外オークションで100ドル近くしていました。

現在ではさらに入手困難になっていると思われます。

できるだけ古い中古Wiiを購入し、

  • 修復作業に利用
  • 修復後は予備機や売却

という使い方がおすすめです。


3. Wasabiを未対策Wiiへ取り付ける

ブリックしていない未対策WiiへWasabiを装着します。

設定で

AUTOBOOTを有効

にして、

バックアップディスクが正常にAUTOBOOT起動することを必ず確認してください。


4. Wasabiをブリック機へ移植

Wasabiと未対策基板をブリックしたWiiへ移植します。

この作業では2台とも分解する必要があります。


5. 更新ディスクで4.3へアップデート(任意)

4.2Jでバナーブリックしている場合は、

Need for Speed Hot Pursuit

など更新データ入りISOを使用します。

このときは

Wii Autoboot Creatorでパッチを当てず、生ISOのままDVD-Rへ書き込みます。

パッチするとゲーム本編が起動してしまうためです。

DVD-RWでは起動しませんでした。

必ずDVD-Rを使用してください。


SaveMiiFriiで起動

4番ポートへSaveMiiFriiを接続し電源ON。

4.2Jの表示を確認したらディスクを挿入します。

ディスクを読まない場合は、

  • 電源長押しでOFF
  • 再度電源ON

を何度か試します。

正常なら4.3Jへ更新されます。

読み込みが止まったら再起動し、念のためもう一度同じディスクを読み込ませます。


この工程は必須ではありません

すでに4.3Jの場合や、

4.3へ更新したくない場合はスキップしてください。

4.1J・4.2Jからでも遊戯王ハックによる修復は可能です。

ただし4.3への更新を行うと、更新データだけでもかなりのブロックを消費してくれます。


6. AUTOBOOTディスクで大量のセーブデータを作る

更新ISOでも構いません。

今度は

Wii Autoboot CreatorでAUTOBOOTパッチを適用

してDVD-Rへ書き込みます。

ゲームが起動したら、

適当な名前でセーブデータを作成してください。

  • AAA
  • BBB
  • あああ

目的は、

Wii本体の空きブロックを大量に消費すること

です。


7. 空きブロックがなくなるまで繰り返す

Need for Speedはオートセーブです。

トップ画面まで戻り保存完了後、

別のゲームを起動してさらにセーブデータを作ります。

これを空きブロック不足になるまで繰り返します。

ゲームによっては、

ある程度進めないと実際には保存されないタイトルもあります。

「セーブしました」と表示されても安心できないものもあります。


セーブ容量が大きいゲームがおすすめ

おすすめタイトルは次のとおりです。

ゲーム 使用ブロック
Need for Speed Hot Pursuit 約118
Need for Speed Nitro 約121
ラビッツ ゴー ホーム 約107

RPGの中には数ブロックしか使わないタイトルもあります。

効率よく作業するには、

セーブ容量が大きいゲームを優先しましょう。


DVD-RWでは起動しない

検証では

  • DVD-RW
  • PAL版
  • 英語版ディスク

はいずれも起動しませんでした。

DVD-Rを使用してください。


9. 設定画面を開く

空きブロックが不足すると、

「削除またはSDカードへ移動してください」

というメッセージが表示されます。

さらに

「設定画面へ移動しますか?」

と表示されるので、

ゲームディスクの読み込みが完全に止まってからディスクを抜き、

「はい」

を選択します。

これでWiiオプション画面を開くことができます。

重要

ディスクを抜かずに「はい」を押すと再びAUTOBOOTしてしまいます。

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10. Wiiメニューはまだ戻らない

設定画面が開けても、

Wiiメニューへ戻るとブラックスクリーンのままです。

通常は原因となったWADを削除すれば直る場合もありますが、

私が修復した個体ではOperaエラーのような症状になり改善しませんでした。

ネット更新やPimpによる4.1J導入でも改善せず、

最終的に

Wad ManagerでSystem Menu WADをインストール

すると正常復帰しました。


System Menu WADには注意

ここは非常に重要です。

工場出荷時より古いSystem Menuを入れると、

フルブリックになる危険があります。

  • 出荷時4.2Jなのに4.1Jを入れる
  • 出荷時4.3Jなのに4.2Jを入れる

この状態になると修復は極めて困難になります。

出荷時バージョンが不明なら、

4.3Jを使用したほうが安全です。


11. 遊戯王ハックを実行

必要なツールやダウンロード先は検索すれば見つかります。

SDカードへ必要ファイルを準備し、

遊戯王ハックを開始します。

HBCがインストール可能であることを確認したら、

一旦EXITで戻り、

不要なセーブデータを削除またはSDへ移動して空きブロックを確保しておくと、その後の作業がスムーズです。

なお、

遊戯王のセーブデータは事前に入れ替えておくことをおすすめします。

忘れると再び大量のゲーム起動・セーブ作業が必要になります。


12. HBCからWADを削除

遊戯王のタイトル画面でAボタンを押すと、

HBC・BootMiiのインストール画面になります。

HBCが起動したら、

SDカード内に準備した

  • WiiMod
  • Wad Manager

などを起動し、

原因となったWADを削除します。

249がスタブ化されている場合は、

Wad ManagerよりWiiModのほうが使いやすいと思います。

途中でHBCを終了してしまっても、

再度遊戯王を起動してTOP画面でAボタンを押せば、

HBCメニューへ戻ることができます。


補足

私が遭遇した原因WADは、

約24MBのカラオケチャンネルWADでした。

依頼者から提供されたWADをアンインストールしただけでは復旧せず、

最終的にはSystem Menuの再インストールまで必要でした。


まとめ

バナーブリックは、一見すると修復不能に見えますが、

設定画面へ入れる環境を作り、HBCから原因WADを削除できれば復旧できる可能性があります。

ただし、System Menuのバージョン選択を誤るとフルブリックになる危険もあるため、十分に確認した上で作業してください。


追記(2013年9月7日)

ブリックしていない正常なWiiでも、**Yu-Gi-Vah(遊戯王ハック用セーブデータ)**をあらかじめ本体へコピーしておけば、万一の際の備えになるかもしれません。

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